亀井静香氏の森政権時代の古傷が痛まない?…… そごう倒産、ジェイ・エス・エス疑惑


 

あんまり、公明党への恫喝が過ぎるので、最近は、亀井静香氏のこれまでをいろいろと洗っていると、過去には様々な疑惑があったお方というのがよく分かりました。

最近は、死刑廃止論者として、人情味があるかのようなパフォーマンスが目立っておりましたので、うっかり騙されるところでした。

ずいぶん昔の森政権時代。自民党、亀井政調会長からそごうの山田社長への電話が問題になっていた。銀行の債権放棄が決まっていたにもかかわらず、政治家の一本の電話でつぶされたそごう。

資本主義社会で、一民間企業への圧力は、いかなる理由によってなされたのか。そごう倒産によって、どれだけの人間が、どんな影響を受けたのか、分析する必要があるかもしれない。すべて、亀井静香氏一人の独断専行によるものだったとしたら、これは大変なことではないのかなぁ。

追加:このブログもおもしろいのでご覧下さい。

http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2005/08/post_8f91.html

 

詳しくは、以下のNews Web Japanに詳しい。

 

さらに、ジェイ・エス・エスの問題では、我が党の木庭健太郎議員からも追求を受けており、こちらに転載する。数々の古傷を持つ亀井静香氏。疑惑のまま放置されたこれらの問題が解明されていないとしたら、とんでもないことだと思った次第です。まさか、警察官僚出身だから許されたのでしょうか。関空は大変な状況が続いており、その元凶は、航空需要の減少だけではなさそうですね。受発注問題をつぶさに探れば、いろいろな利権がらみが浮かんでくるように思う。というのは、何故、関空は第三セクター方式にしたのかということ。民間の皮をかぶせておけば、国の追求を免れるという魂胆が、木庭議員と亀井大臣のやりとりの中で垣間見える。税金が投入されている以上、たとえ第三セクターであっても情報開示と議会での追及をしなければ、後々に大変な負担を国民に強いることは、大阪市のWTCやATCでも明らかとなっており、官僚や政治家の利権に犯された三セクの実態をそろそろ明らかにする必要があるのではないだろうか。亀井さん、いいネタをありがとう。

 

警察官僚といえば、パチンコがらみも予想されたが、このジェイ・エス・エスとアルゼとの関係については、パチンコ業界酔いどれ漂流記に詳しい。

 

木庭健太郎・公明党参議院議員 vs. 亀井静香・建設大臣(当時)
1994/11/17
131国会 参議院・運輸委員会

 

○木庭健太郎君(公明党参議院議員) 大臣はやっぱり警察出身だから、安全とそういう管理の面ということで非常に御関心を持っていらっしゃる。そこで、これも週刊誌なんかでも報道されましたけれども、大臣と日航の対決みたいな形になったと。事実はそうじゃない、差ができるというのはどうなのかと思ったということですね。
 その中で、大臣、後で聞いていけば処理されていることはわかりますけれども、大臣が自分のアイデア会社だというふうにおっしゃっている会社がありますね。ジェイ・エス・エス、ジャパン・セキュリティー・サポート。

○国務大臣(亀井静香君) いや、ジェイ・エス・エスです。

○木庭健太郎君 いや、それも後でちゃんと聞きますけれども、ジャパン・セキュリティー・サポートを略してジェイ・エス・エス、今はジェイ・エス・エスという社名を使っているという会社がございます。これは日航が五〇%の出資だということでございます。これは大臣の発言によると、中曽根民活のときに警察庁から私が頼まれてつくった会社で、私が生みの親であるというようなこともおっしゃっています。ですから、この会社と大臣との関係というのは何なのかというのをまず説明いただきたいと思います。

○国務大臣(亀井静香君) これはもう六、七年ぐらい前になると思いますが、当時警察庁に国際テロ課、名前は後で変わりましたけれども、当時世界でテロ・ゲリラ活動が非常に頻繁に行われて邦人が被害を受けるというような事案もいろいろ発生しましたし、またちょっと前にはハイジャックというようなことも頻繁に世界で行われている。そういう中で、テロ、ゲリラを防止し、海外における邦人の安全をどう確保するかという観点で警察庁も非常に心を悩ましたわけでありますが、それで国際テロ課というのもできたわけです。
 私は、警察におったときにそういう仕事を実は長い間ずっとやっておったわけでありまして、そういう経験から、警察の組織なり活動では海外においてはなかなか情報が収集できない、そういうことをもう痛切に感じておったわけであります。中曽根さんの当時民活というあれがあったわけですが、やはり民間の力でこれをサポートをする、お手伝いをするということがないといかぬのじゃないかなということを私の経験から痛感をいたしまして、警察庁の関係者もそういうことでもございました。それで、日本航空に私の方から、世界の翼日本航空、お客を運ぶだけが仕事じゃない、運んだお客が安全に海外で仕事をしたり旅行をしたりしてもらうことについて、広い意味でのそうしたセキュリティーに日本航空が目を向けて努力をくれる必要があるんじゃないですかという話をしたんですよ、当時の人に。
 そうしたところ、いやそのとおりですね、ぜひやりましょうという話で実はジェイ・エス・エスが発足をしたということでございまして、だから当時からもとの警視総監がこれの社長になり、大勢警察関係者が入社をする、警察をやめて行ったのも相当おりますけれども、そういう形で発足をした。
 今世界に、国の名前は言いませんが、ほとんどの国にそうした調査網、エージェント等を張りつけて情報が入っておるわけでありまして、これは今大変に評価をされておるわけです。湾岸戦争のときアメリカ軍が戦闘を開始した日をぴたりと当てたのは世界でジェイ・エス・エスだけでありまして、このことはNHKとか朝日新聞のアエラあたりでも何回も取り上げられて高く評価をされ、現在も世界の治安情報等が昼夜を分かたずどんどん入っておるということでありまして、そういう意味では大変いい仕事をしておると思います。
 それとあわせて、ハイジャック防止ということで手荷物検査の分野も成田空港等で、よく中身はわかりませんが、独占じゃないでしょうけれども今まで相当部分を担当しておったんじゃないかな、私はこのように思います。また、今度関空でもそういう手荷物検査等、そうした一つの成田でのノウハウ、そんなものを持っていますから、そういう形で入ったということはこの役員から私はちょっと聞いております。
 そういうふうなことで、ある意味で国内のハードの分野と外国におけるそうした情報収集の分野、さらに、かつて三井物産のあの方が誘拐されましたけれども、そうした誘拐事案が起きた場合にその救生活動もやるというのがあの会社のあれでございまして、日本航空もそういう形で役員も派遣していますけれども、非常にいい仕事をしている、私はこのように思います。
 そういうことでありますから、生みの親といったらおかしいんですが、アイデアも私、警察関係者との間で出したということもございます。ずっとそういう面についていろんなアドバイスを、今度ソ連邦が崩壊をしたというか、何かそのあたりについての情報をとれる体制を急いでつくるべきじゃないかとか、南米あたりの状況等を含めてそうしたアドバイスは私なりにずっとやってきたということでございます。
 以上です。

○木庭健太郎君 今おっしゃったように、ジェイ・エス・エスは役員が日航くんと警察関係者がほとんどのようですけれども、役員の中で例えば、私たちそれも見せてもらいました、鶴谷敏明さんですか、この方はそういう関係の方でない。それから剣持くんですか、この方もそうではない。この方というのは亀井さんとの関係でお入りになったのかなとも思いますし、これ簡単に言って一体どんな関係の方か、簡単で結構です。

○国務大臣(亀井静香君) 両者とも私の親しい友人でございます。鶴谷につきましては学生時代からの友人でございますし、剣持くんも私の大変尊敬する税理士さんでございます。

○木庭健太郎君 ですから、先ほどいろんなアドバイスをしてきたということで顧問料をもらっていらっしゃったと。二年間のやつを見せていただきまして、二年分は間違いなく月十万円ですかいただいていたということですけれども、これはそうすると大臣は設立当初から顧問として顧問料をずっともらい続けられていてということなんですかね。この顧問料をもらい続けて、おやめになっているでしょう。その部分を説明していただければと思います。

○国務大臣(亀井静香君) なかなかこの会社は設立後も財政事情というのはつろうございまして、日本は企業も含めて個人も安全には金を出さぬと言ったらおかしいんですが、当たり前だということで、非常に理解を得にくかったということもありましたけれども、おかげくまでいろんなところからもそうしたことについての理解とそれから出資といいますか、そういうものがふえてまいりましたので、私は本当のことを言うと、実は私のところに顧問料が十万円ずつ払い込まれているのを知らなかったんです。
 といいますのは、私、運輸大臣になったわけですけれども、そのとき民間の顧問とかそういうのはもうやめにゃいけませんので、それで私もジェイ・エス・エスとの関係、正式に顧問になっているかどうかなんということも意識の中にはなかったんですけれども、それで調べてみましたら、顧問に名前を連ねて、それで月々十万円が私に払い込まれているということを実はそのとき知ったわけで、だから私はいつからか知らなかったんですが、それは一切そこでストップという形にいたしましたということを御説明いたします。

○木庭健太郎君 そうすると、ちょっともう一つ簡単に説明していただきたいんですけれども、べンツの問題がありましたね。質問通告していますから大臣御存じだと思うんですけれども、ジェイ・エス・エス所有のベンツが所有者が亀井大臣になっていた、当時は大臣じゃないですね、という問題があったんですけれども、これはそのとおりなのか。いつまでこれを、どういう根拠で使っていらっしゃったのか。利益供与ならば政治資金の収支報告書にきちっと記載されたと思うんですけれども、そういう処理をされていたかどうか。簡単にそれだけお答えをお願いします。

○国務大臣(亀井静香君) ベンツは常時ということじゃなかったと思いますけれども、一時期使用しておったことは間違いないと思います。だから、委員御指摘のように厳格に言えば、その時期、私がそこのジェイ・エス・エスの所有のベンツに乗っておれば、少なくともその間の給与とかなんとか報酬として使った部分も計算をして、私の所得という形で処理をして恐らく納税等をしなけりゃならなかったという面があるかと思います。
 これについては、そうした私とジェイ・エス・エスとの関係でもありますから、その車を私の物として専有的に利用するということじゃございませんでしたので、その点についてはそうした細かい処理がどうだったかと厳格に言われると、その部分を、乗っていたときの卓の使用料、これは当時顧問だったかどうか知りませんけれども、私に対する報酬なり政治献金として厳密な計算をせぬとけしからぬと委員から言われれば、それは申しわけなかったなと言う以外にはないと思います。

○木庭健太郎君 今も大臣がおっしゃったように、ジェイ・エス・エスが最近、関西国際空港と直接契約して関西国際空港の警備を担当しております。やっている部分はJALの入っているエアラインの南棟とANAとJASの入っているエアライン棟二棟、この警備担当、広くが大体床面積で二万平方メートルという大きな建物、ちょっと言われた手荷物と違う部分で警備を担当しております。
 これは運輸省の方に聞きます。ジェイ・エス・エスと関西国際空港株式会社が正式に警備委託契約を交わしたのはいつですか。

○政府委員(土坂泰敏君) 会社に問い合わせましたところ、平成六年の六月三十日に契約をしておられます。

○木庭健太郎君 関西国際空港の警備については、これは一昨年ですけれども、当初空港全体を五つの区画に分けるんです。そして、関西国際空港株式会社というのは第三セクター的な会社ですから、警備についてはやはりいろんな意味で競争して公正、透明にするためにいわば指名入札のような形で、これは警備を担当するような形で決めております。これは警備業協会の方にもそういう書面が出ておりまして、指名業者選定基準まであって、そのもとで各社が何社がそれぞれ応募いたしましてやっております。正確に言いますと、専門の空港の子会社がありますから、これはもう直轄地域ですから別ですけれども、それを除くと残り四区画は九二年九月までに三十二社が応募しまして、いわゆるプロポーザルですけれども、九二年の十二月に四社が決定をしております。
 今言ったエアライン棟は、当初その中の一社が担当するように決まっておりました。どういう場所がといいますと、こう区画を分けるんですよ。そして、今言われているのは第二区画というところなんですけれども、そこの部分をきちんと決めておりまして、この部分については、警備会社の名前を言うと保安上問題ありますから言いません、ほかのある警備会社に担当が決まっていた。ところが、その部分だけが後になってジェイ・エス・エスに変わっていくんですよ。ほかの四社はみんなプロポーザルによって決まった。このジェイ・エス・エスだけは関空株式会社との直接契約になっている。競争も何もしていないということになっている。そのとおりでいいですか。

○政府委員(土坂泰敏君) そのとおりでございません。
 関西空港の警備については、エリア警備と施設警備と二つございます。これは関空会社が本来御自身の判断で警備会社とお決めになることですが、調査をいたしましたところ、関空会社ではエリア警備と施設警備と二つに分ける。
 エリア警備というのは全般的に空港を六つの区域に分けまして、その区域ごとに、例えばゲートの出入管理であるとかパトロールとか、そういったことをやる警備でございます。これにつきましては、空港の非常に中核になる部分につきましては二つ区画があるのでございますが、これは関空会社との一体性を確保する必要があるということで関空の子会社に警備を委託している。残りについては、四区画ございますけれども、これは公募をした上で一定の基準に合うかどうかの審査をし、プロポーザルを出させて契約をしている、こういう手続になっております。
 他方の施設警備というのは、これは建物そのものの警備でございまして、この建物にも二種類ございます。
 一つは関空会社みずからが使用する建物でございますが、これはさっきと同じょうに関空会社との一体性を確保する必要がありますので関空の子会社に警備を委託しておる。
 残りがエアライン棟と言われておるエアラインが使用する建物でございますが、これにつきましては、エアラインの業務、オペレーションあるいは機密の保持、そういったことと非常に密接にかかわり合いがありますので、やはりユーザーであるエアラインの御希望とか御推薦をまず聞かなければいけないということで、エアラインの御希望を関空会社は聞かれたわけでございます。そうしましたら、そのエアラインの方から、先ほどの受託手荷物の検査等で従来から関係があったということもありましてジェイ・エス・エスの御推薦があったということであります。会社の方はこれをうのみにするということでなくて、くらに指名基準等に合わせて審査をして最終的にジェイ・エス・エスを選んだ、こういうふうに私どもに報告がありました。

○木庭健太郎君 航空会社から要望があった点を航空会社に確認されましたか。

○政府委員(土坂泰敏君) 航空会社からの推薦状が関空会社に出ておりますので、それを私どもで入手して確認をいたしました。

○木庭健太郎君 推薦状の問題以前に、私どもは航空会社からこの話を聞きました。どういう経過になっているかというのを調査させていただきました。
 推薦状が出た時期がいつかを教えていただきたいと思うんですけれども、そうすると、どういう経過をたどっているかというと、このジェイ・エス・エスの問題については、ジェイ・エス・エスの側からいろんな話があって、それぞれ各航空会社は関係ありますから、航空会社の方はどうしたかというと、ジェイ・エス・エスくんが来たと、エアライン棟については関空株式会社さんが私たちを一応推薦していただいております、そういうことを聞いた航空会社は、ある航空会社はそのまま仕方がないということで、ああそのとおりですかというふうにして決めております。そして、ある航空会社は少しもめております。トラブルがありました。何かどば言いません。そして、それがあった後に決まった形になっておるわけでございます。
 局長、聞きますけれども、指名以外で決まった、いわゆる直接契約で決まった会社というのはジェイ・エス・エスともう一つあります。いわゆる荷物のセキュリティーを管理する、これは成田でもやっている会社があるんですけれども、そこは直接契約を関空くんとしているわけです。ただ、いわゆるエアライン棟という大きな部分を管理するという、施設が大きい部分について直接契約をしているのはジェイ・エス・エスだけじゃないですか。ほかにありますか、関空さんが直接契約したのは。

○政府委員(土坂泰敏君) 関空会社がどういう警備会社と契約をなぐるかとか、そのやり方、エアラインがどういう基準で推薦なさるかというのは、これはそれぞれの会社が独自の判断と責任でお決めになることでございまして、国が介入することではないというふうに私どもでは思っております。

○木庭健太郎君 もう一つ申しておきますと、航空会社が自分の警備のところもあるんですよ、自分がやらなくちゃいけない警備の部分についても。この場合、ある航空会社の場合はジェイ・エス・エスくんとある社が争って、ジェイ・エス・エスともう一社があって、このどちらかを競合させた上で決めていらっしゃいます。全く何もなくてストレートにすぽんと入っていったところというのはこのエアライン棟の契約だけなんです。いわゆる随意契約にこれだけはなっているんですよ。そうじゃないですか、違いますか。

○政府委員(土坂泰敏君) 先ほど申し上げましたように、エリア警備と施設警備に分ける、施設警備については自社のものは子会社に、他社の使用するものは推薦によりということでございまして、他社の使用するものというのは一つしかございませんのでそれがジェイ・エス・エスになっておる、こういうことでございます。
 それから、受託手荷物の検査のことをおっしゃっていますが、これは関空会社が契約をしているのではなくて、エアラインがジェイ・エス・エスとおやりになっておることでございますので、これは関空会社とは全く関係がないことでございます。

○木庭健太郎君 いや、ジェイ・エス・エスのことは言っていないんだ。ほかの警備会社の話よ。局長、間違っちゃいけませんよ。
 ともかく、もう一回確認しますけれども、いろいろ事情はあったにしても、この関空の中で警備会社が指名もせずに直接決まったのはジェイ・エス・エスだけでしょう。これはほかと競争してやったんですか。推薦があったとはいえ競争してやったんですか。一社だけしかないんじゃないですか。

○政府委員(土坂泰敏君) 関空会社のエリア警備それから関空会社の施設、これ全体の中でジェイ・エス・エスと契約をしているというのは、これは随意契約によってやっておりますが、それはそれだけでございます。
 それから、そのほかに関空会社以外のエアラインがジェイ・エス・エスと契約なくっておる例はこれはまた幾つもあるわけでございますが、これはどういう契約のくれ方をしているか私どもにはわかりません。

○木庭健太郎君 推薦状をぜひ後で、いつの時期にどうされたか、航空会社から出たとおっしゃいましたね、推薦状があると。それによって決まったんだとおっしゃいましたね、ジェイ・エス・エスについては。航空会社の要望で決まったとおっしゃったでしょう、局長。それはぜひきちんと教えてくださいよ。我々は航空会社から、いろいろ私たちも質問をするんですから変なことはできませんから……

○国務大臣(亀井静香君) 民間の話じゃないですか。

○木庭健太郎君 いやいや、民間の話なのになぜこれを言うかというと、大臣最後に聞きたいんですけれども、やっぱりこれは民間であるけれども第三セクターです。ですから、ほかのいろんなものを決めるときもどうやって決めていったかというと、関空の場合は本当に小さなものまでできるだけいろんな会社が競い合って競争してなるべく指名で決めていこう、その方が公正であり透明性がある、そういうことをきちんとやっていこうとやったわけですよ、ほかの問題では。ただ、この場合だけが少し形として、航空会社の推薦があったということをおっしゃっていますから、だから特殊事情があるから決めたとおっしゃるんですけれども、形としてはこれだけになってしまったという事実だけ残っているんです。
 本来、こういうものを決めるときは、一般論で結構ですよ、特殊事情は別として、民間会社であろうとも国の金が入った施設であるならば、やはりいろんな意味でいろんなところを競い合わせて料金だってできるだけ安く上げた方がいいんですから、しかも、安全性という意味できちんと何社かを競合させながらやるということが大切だろうと私は思っているんです。その点について大臣からも聞いておきたいと思います。

○政府委員(土坂泰敏君) ちょっと大臣のお答えの前に一言だけ御説明しておきますが、関空会社がどういう警備会社を選ぶかというのは、これは関空会社が自主的な判断と責任で決めることだというふうに私どもは思います。
 それから、関空会社がその判断の一環として、建物についてはそれをほかの人に使わせるときはユーザーの利便を考えて推薦を尊重して決めるという判断をしたわけでございまして、この判断そのものが間違っておるとは思いません。
 それから、エアラインがどういう方を判断されるかというのはこれはまたエアラインがお決めになることでございまして、国が介入するごとではないと思います。
 いずれにしても、結果として確かに随意契約になっておりますが、そのプロセスそのものは公正に行われているものと私どもは思います。

○国務大臣(亀井静香君) さっきから聞いていますと、私が関係していることは何かみんなおかしなあれでやられているんじゃないかみたいな話ですよ。

○木庭健太郎君 そんなことはないですよ。運輸省に聞いているんです、大臣には聞いていない。

○国務大臣(亀井静香君) いや、ですから、私はうがって言っているわけじゃないけれども、人を見れば泥棒と思えということもあるかもしらぬけれども。
 この件について申し上げますと、何度も言いますよ、私はこれについて生みの親といいますか、アイデアを出したという面で責任があるわけですから、ずっと私として意見を求められればいろいろアドバイスもしてきた仲です。それで組閣になったのが二十九日ですね。私は別に運輸大臣になるなんて思っていませんでしたから、細川政権か羽田政権か知りませんが、あなた方の政権がずっと続くと思っていましたから、私は運輸大臣になるなんてあの時点では思っていませんでした。
 ですから、私はそれまでの間アドバイスがあればいろいろアドバイスしましたけれども、しかし、簡単に言いますとジェイ・エス・エスがいい会社になってきていますから、航空会社にとっても非常にいい関係になっていますから、そういう問題について、個々の営業について私に相談するよりもそれはもう個々に関係ができちゃっていますから、この問題について私は相談を受けた覚えはございません、はっきり申し上げまして。そんな営業ベースのことまで私はした覚えはございません。
 ただ、今運輸大臣という立場ですから今の立場で申し上げますと、それは今航空局長が話しましたふうに、これは第三セクターであっても民間の株式会社ですから、これが自主的な判断、もちろん社会的責任とか安全、いろんなことを考慮しながら、しかし自主的に判断をしていくという立場だと私は思う。それについて運輸省がいろいろ指名入札、随意契約の中身についてまでああでもないこうでもないやるとすれば、私がスチュワーデス問題でやった行政指導以上にけしからぬと批判されるのは目に見えているわけでありまして、またそこまで私はやるべきじゃないと思う。自主性に任せるべきだ。
 その中身は、私さっきから初めて聞くものですから聞いていますと、それぞれ何も問題ないんじゃないですか。私はさっきからどこが問題なのかさっぱりわからない。よく教えてください。何か意図があれば別ですよ。意図がないのであれば、善意であれば、 本当にどこが問題なのか教えてくださいよ。私は本当に納得できない。
んなことを言っちゃおかしいですけれども、あなたはこの間予算委員会でもいろいろ聞かれましたけれども、私のことについて何かああでもないこうでもないと。本当にこれはいかぬなとか、良心がうずくみたいなことを少しは聞いてくださいよ。本当にこれはお願いしますよ。

○木庭健太郎君 以上です。


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カテゴリー: つぶやき

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