大阪市民病院は蘇るか、新年度からの取り組みがカギ。


一昨日、健康福祉局との勉強会を終えて、北市民病院にお伺いした。

病院の現状を院長先生から直接聞きたかったし、老朽化が進む病棟も見る必要があると思ったからだ。

ここ3年間で麻酔科医師の確保ができず、手術ができない病院になってしまったこと、そうなると、収益を圧迫することは必然で、

その後も医師が次々と退職、他病院に移ったり、開業したりということが続き、ほぼ半減してしまった。

内科・小児科主体では、稼働率が上がる訳はない。手術ができない病院では魅力がない。大きな診療所状態なのだ。

院長先生は、できれば、早い時期に、医療機能に特色を持たせることが必要だったのだが、できなかったことが残念と語っておられた。

 

耐震化の必要もあり、民間委譲による医療機能の継続ができるかどうかが焦点となるだろう。

今後は、公立病院に義務づけられている改革プランを提出し、それに基づいて、新年度からは病院局が発足、

公営企業法の全部適用の病院として、総合医療センター、北市民病院、十三市民病院、住吉病院が動き出す。

健康福祉局のプランでは、北市民病院は民間委譲、住吉病院は建て替えによる小児・周産期に特化した病院に衣替えする。

ただ、不良債務が130億円にも上ることから、市の補助が必要となっており、

一般決算委員会でも公的医療を守るため、起債を受けることができる財務体質にするための補助金をお願いしてきた。

来年度予算に向けた動きが活発化しており、新聞報道によると、補助金もしくは貸付金という形で、支援する意向が伝えられている。

 

病院局としてのスタートを切る以上、マイナスからのスタートではなく、すっきりした形でのスタートを切ってほしいし、

医師不足解消のためにも、公的医療機関としての責務を果たしながら、医療技術アップにつながる魅力ある病院に生まれ変わっていただきたい。

もちろん、病院としての経営の自立は、不可欠の要素だが、これまでの経営改善計画がことごとく、破綻したことを踏まえ、

大胆な改革がなければ、税金投入の必然性を市民に理解してもらうのが難しいのも事実だ。

 

大阪府、大阪市は、首都圏と比べても医療機関の過密度が高い。

ある意味、手厚いともいえるが、競争も激しい。

その意味で公的医療機関が私立病院と連携したり、医院、診療所とのネットワーク化をもっと進めるべきだが、

私立病院に比べて、大阪市立病院は、有機的な連携を進めているようには思えず、今後、どのような絵を描いてくれるのか、注目したいと思う。

 

 

大阪市:市民病院事業、130億円補助求める--08年度補正予算一般会計 /大阪

 一方、08年度補正予算では、累積赤字を抱える市民病院事業会計について、不良債務相当の約130億円を一般会計から補助するよう、担当部局から要求が上がっている。平松市長も支援する意向を示しているという。また、バス会計には地下鉄会計から約68億円、11年度末までの4年間で約225億円を財政支援するよう、交通局が要求。両会計とも、08年度決算で経営健全化団体に転落する恐れがあるが、これまでの経営改善の取り組みについて批判も強い。【麻生幸次郎】

毎日新聞 2009年1月14日 地方版

 

市民病院も市バス事業も破綻一歩手前 大阪市

2009.1.13 20:29 産経新聞

このニュースのトピックス金融危機

 大阪市は13日、不良債務123億円を抱える市立4病院の市民病院事業会計に、平成20年度一般会計から130億円の繰り入れを検討していることを明らかにした。

 繰り入れしない場合、4病院が破綻(はたん)一歩手前とされる経営健全化団体へ転落する。同じ理由で、赤字の市営バス事業も市営地下鉄事業会計から約68億円の繰り入れを検討。財政難のうえ金融危機で、21年度には大幅に税収が減る見通しの市には、厳しい選択に迫られる。

 病院などの公営企業は、今年度決算から、事業規模に対する不良債務の資金不足比率が20%を超えると財政健全化法に基づく経営健全化団体とされる。財政上の“黄信号”で、改善計画を策定して国提出するといった制約がつく。

 市は市総合医療センター▽北市民病院▽十三市民病院▽住吉市民病院の4病院を一括して市民病院事業を展開。昭和63年度には約34億円だった不良債務は、市総合医療センター開院後の平成6年度に100億円を突破。その後も医療機器購入に伴う企業債償還などで膨らみ、経常収支は19年度だけで7億2000万円の赤字になり、資金不足比率は39・1%に。市は収支改善のため北市民病院を民間医療機関に移譲する計画を進めているが、それでも資金不足比率が健全化基準を大きく超える。

 また、市営バス事業の資金不足比率も同年度決算で29・8%。市交通局で単年度黒字の地下鉄事業から補助金・出資金として支援を検討している。

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カテゴリー: 医療問題

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