運転手の命が危ない大阪のタクシー、プライバシーより人身保護が第一じゃないかなぁ


  大阪で相次ぐタクシー運転手への殺傷事件。なんとも痛ましい。薄給のうえに、命まで奪われるとは。

 何でも、運転手と乗客を仕切る防御板の設置率が何と16%しかないとは。

 コミュニケーションに支障があるというの理由らしいが、本当だろうか??

 乗って運ぶのが本来業務で、別に、コミュニケーションを望んでいる乗客ばかりではないでしょう。たまに、おしゃべりな運転手に困惑することが多い。

 できれば、ゆっくり、リラックスするミュージックでも流してくれて、そっとしておいて欲しいと思うことの方が多いのだが。

 とにかく、急ピッチで、防御策をタクシー業界は講じる必要があるし、行政も指導する必要があるだろうね。ただ、業界的には、本当に薄利の状況が続いていることを考えると、補助金も必要ではないだろうか。もう、これ以上、命を落とされることがないように祈りたい。

 

以下、朝日新聞、読売新聞

 

大阪のタクシー、仕切り板の設置は16%

2009年1月6日

 大阪府内で6日未明、またタクシー強盗が相次ぎ、昨年末から兵庫、大阪で発生したタクシー強盗事件は計5件になった。このうち大阪府内で起きた4件の事件のタクシーは、いずれも運転手と後部座席の間に仕切り板がなかった。全国乗用自動車連合会(東京)によると、08年3月末現在、仕切り板の設置率は全国平均の50.5%に対し、大阪府はわずか16%。府警は業界に対し、防犯対策の徹底を求めている。

 仕切り板は1枚8千円程度で、防犯カメラなどに比べ安価で手っ取り早い対策だ。大阪タクシー協会によると、仕切り板を設置しているタクシーもほとんどが運転席の真後ろ部分だけ。こうした小さな板では、左右から手を回して運転手を襲うことが可能で、先月29日に兵庫県稲美町で襲われたタクシーも、運転席の真後ろの仕切り板はついていたという。

 より防犯性を高くするには、運転席と助手席の間まで覆うように板を取り付ける必要があるが、こうした仕切り板の設置率はわずか0.7%。全国平均の30%を大きく下回る。同協会によると、「料金支払いやおつりの返却の時に邪魔になる」と設置を避ける例が多いという。

 5日に大阪府松原市で運転手が重傷を負う被害にあった国際興業大阪(大阪市)では、15年ほど前に客との会話を遮断しているなどの批判を受け、いったん設置した板を取り外していた。あるタクシー運転手は「運転席のリクライニングができないから設置を嫌がる運転手が多い。勤務時間が長いので、楽な体勢で運転したい」と話す。

 仕切り板の設置率は埼玉99.4%、東京78.3%に対し、大阪16%、兵庫25.2%と「東高西低」の傾向がある。そんななか、奈良は81.3%。04年から05年にかけて京都、奈良の両府県でプロ野球の元巨人選手が8件の連続タクシー強盗事件を起こしたのをきっかけに05年、県タクシー協会が設置を呼びかけたからだ。

  県内ではその後、タクシー強盗はほとんど発生しておらず、同協会の岩橋宣禎専務理事は「仕切り板は、犯意をなくすという意味では、効果が高いのでないか」と話す。大阪府警の担当幹部は「防犯対策として仕切り板の設置を強く業界に求めていきたい」としている。

 

防げるかタクシー強盗、仕切り板・防犯カメラ…次々導入へ

 相次ぐタクシー強盗事件に、タクシー業界団体や国なども対策に乗り出した。

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 全国乗用自動車連合会の調べでは、運転席と後部座席の間に取り付ける仕切り板の設置率(2008年3月末)は、東京乗用旅客自動車協会(東京都)では78・3%に上るが、大阪タクシー協会(大阪市中央区)では約16%にとどまる。同協会は7日にも幹部らが対応を協議したうえで、約160の加盟社に仕切り板や防犯カメラを車内に設置するよう呼びかける。

 また、国土交通省近畿運輸局でも、事業者らに有効な防犯対策を示せないか、検討を始めた。

 他社に先駆け、積極的に安全対策を取っているところもある。駒姫タクシー(大阪市住之江区)では昨年11月末、全180台に車内の様子を記録する防犯カメラを設置。不審な乗客が、カメラに気付いて降車したケースもあり、一定の抑止効果が出ているという。

 また、約100社が加入する大阪タクシー交通共済協同組合(大阪市中央区)では、昨年12月と今月、計500台の車載防犯カメラを試験導入。今後、台数を増やすことも考える。

 松原市で起きた強盗殺人未遂事件で、重傷を負った野沢俊樹さん(61)が所属する「国際興業大阪」の我孫子営業所(大阪市住吉区)では、6日朝の出庫前点呼で、迫田謙典副社長が運転手約70人に乗車時のティッシュ配りなどの徹底を求め、「顔を見たり、話しかけたりすることで犯行のタイミングをずらせるはず」と呼びかけた。

 清永賢二・日本女子大教授(犯罪行動生態学)は「タクシー会社は防犯対策を進めるべきだ。不況下で経営者も出費を抑えたいだろうが、従業員の安全確保は最優先課題」と指摘する。

(2009年1月6日15時21分  読売新聞)

 

大阪でタクシー強盗また2件、模倣事件を警戒

 大阪府高槻市と寝屋川市で6日未明、男が刃物でタクシーを襲う強盗事件が2件相次ぎ、運転手2人が首や手に軽傷を負った。府警は寝屋川の事件で男を逮捕、高槻の事件で現場周辺の遺留品などから割り出した20代の男から事情聴取を始めた。犯行の手口や犯人の特徴の違いから、同府内で5日までに起きた東大阪市や松原市で運転手が殺傷された事件とは関連はないとみている。

 府警は今後、模倣事件が続く可能性もあるとみて、タクシー強盗に警戒を強める。

 調べなどによると、高槻市の事件は6日午前3時15分ごろ、同市奈佐原の路上に停車したタクシー内で、男が運転手、浅田英靖さん(33)の首の右側を刃物で切り付け、料金約2600円を支払わずに逃走。府警高槻署が強盗殺人未遂事件として捜査している。(13:01)

辻よしたかのホームページ

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2件のコメント

カテゴリー: ニュースと政治

運転手の命が危ない大阪のタクシー、プライバシーより人身保護が第一じゃないかなぁ」への2件のフィードバック

  1. momo

    タクシー強盗の件数を考えると必ずしも仕切り板があるからと言って少ないわけではないようです。模倣犯や体感治安を考えるともっとメディア対策やメディア自身のやり方も考えてはいいのではないでしょうか?【タクシー強盗ワースト5】平成19年度(カッコ内はタクシー1万台あたり強盗件数)1.東京都 68件 (11.5件)2.大阪府 19件 ( 8.2件)3.神奈川 18件 (12.8件)4.愛知県 14件 (12.6件)5.兵庫県 11件 (10.9件)警察庁犯罪統計http://www.npa.go.jp/toukei/keiji36/Excel/H19_004.xlshttp://www.npa.go.jp/toukei/keiji36/h19hanzai.htmハイヤー・タクシー事業者数及び車両数http://www.taxi-japan.or.jp/pdf/20y2m4dsyaryousuujigyousyasuu.pdf

  2. 義隆

    ほんとうですね。むしろ、大阪は少ないほうですね。運転手さんが強面が多いのか、大阪のタクシーは儲かっていないと評判だからか。今回の連続事件で、多い印象になったようです。ご指摘のように、自殺報道の時にも感じましたが、その手法まで報道する必要があるのかどうか、運転手に注意を喚起する意味合いもありますが、模倣する危険性を考えると、疑問が残ります。

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