紙媒体からの転換は以外と早く進むかも、トータルコストと環境への影響を考えれば自ずと答えは決まっている。


紙媒体から電子媒体への移行は、購読者数の推移を考えると、まだまだ、スローペースだなぁと思っておりました。

新聞媒体のお偉方や出版社の方々は、未だに、紙媒体は永遠と思っておられるだろうが、所詮、文字があるかないかが問題であって、

その材質など本当はどうでもいいだろう。

米国で、紙を捨て、電子媒体に新聞が移行する初めてケースが出たが、すぐにとはいかないものの、このトレンドを止めることはできない。

新聞は特に一覧性の問題が大きく、素早く見回して、必要な情報を得るには、あれぐらいの大きさが必要との声もあるが、最近のタッチパッドの進化やズームイン・ズームアウトのスムーズな動きを見ると、

一覧性と即応性という部分の問題は解決しそうだ。

さらに、有機ELの開発が進めば、折りたためる電子媒体が可能になり、無線LANによって、新聞の紙面が次々変えられたり、何年も前の新聞を呼び出す、特定の記事を検索するなど、これまでは、大変な作業を要したものが安易にできるようになる。

もちろん、ウェブ上では、すでに実現しているわけで、後は、媒体の技術革新しだいといったところだ。

米国では、アマゾンなどが中心となって、電子ブックの開発が進んでおり、コンテンツの開放度合いも日本は、著作権に縛られ過ぎて、遅れ気味だ。

著作権を強化しすぎて、大失敗し、莫大な利益を逃したソニーの轍を未だに踏もうとする日本のメディア、出版、音楽業界には、あきれかえる。

まったく学習能力がないこと、この上ないのだ。

業界を守るつもりの規制が結局、業界発展、グローバル化を阻害し、せっかくのチャンスを逃していることにまったく気づいていない。

先日、地下鉄のホームで、電子ブック(単行本サイズ)を開いている外国の方がおられた。

どんな仕組みになっているのか、聞きたかったが、あいにく英語はダメで、うしろから盗見してしまった。

液晶は、白黒で、昔の電卓の画面を大きくしたグレー色。そんなに見やすくはない。

そう思うと、我が大阪には世界のシャープがおられるではないか。新聞各社と提携して、環境に優しい電子新聞の発行を世界に先駆けて取り組んではどうだろうか。

莫大な印刷コストと販売店コストが削減されるし、購読料のロスが圧倒的に少なくなる。

オンラインなら、サービスの多様化も可能で、電子クーポンやポイントによる、店舗と新聞媒体の連携も。

そして、一番大きいのは、即時性。

朝と夕の2回しかとどけられない新聞に比べ、テレビやラジオが即時性という部分では優位に立っていたが、この部分では、速報がながせることから、追いついてさらに追い抜くことも可能になる。

さらにおもしろいのは、テレビがわずか数秒のニュースしか流せないのに対して、圧倒的に詳細な情報を届けることが可能になるとメリットばかりが考えられる。

あとは、その機器の値段だが、これについては、むしろ無料に近い価格で提供すれば、爆発的に普及できるし、あとはほとんどコストのかからない購読料で、1年もかければコストの回収が可能になるだろう。

ただ一番のネックは、すでに、携帯電話でニュース情報を得ている人を吸引できるかどうか、既存の新聞媒体に慣れ親しんだ人を転換できるかどうかにかかっている。

 

以下、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、東京新聞、47NEWS

 

米有力紙が「紙」から事実上撤退 ウェブ中心に

2008年10月29日19時17分

 【ニューヨーク=立野純二】創刊百年を誇る米有力紙クリスチャン・サイエンス・モニター(本社ボストン)が来年4月から日刊紙の発行をやめ、ウェブサイトを中心にしたニュース媒体に変わる方針を28日、発表した。米国の全国紙が紙媒体から事実上撤退する初のケースとなる。

 同紙は現在、平日の日刊紙とウェブサイトの両方でニュースを発信している。4月からは日刊紙を廃止してサイトの情報を拡充。さらに有料契約者には電子メールで一日一回、コラムなどの独自記事を届けるほか、新たに毎日曜に週刊紙を発行するという。同紙の日刊部数はピークの1970年に22万部だったが、現在は5万2千部まで減った。

 報道によると、同紙の現在の年間収入は、契約購読料が900万ドル、新聞紙広告100万ドル、ウェブ広告130万ドル。来年4月までの会計年度では計1890万ドルの赤字が予想されている。来春の経営転換により、広告と購読料は一時的に減る一方、新聞発行に伴う印刷、発送などの経費が消えることで負担が軽減され、長期的にはウェブ広告の拡大とコスト削減努力で経営は改善すると見込んでいる。

 

米名門紙、ネット新聞化…部数減、ウェブ閲覧は年々増加

 【ワシントン=黒瀬悦成】米日刊紙クリスチャン・サイエンス・モニター(本社ボストン)は28日、部数減による経営難のため週刊とし、来年4月から事実上、インターネット新聞に移行すると発表した。

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 米主要日刊紙としては初の試みで、新聞業界を取り巻く経営環境の悪化が指摘される中、他紙でも追随する動きが出る可能性がある。

 クリスチャン・サイエンス・モニターは1908年に創刊され、優秀な報道に与えられるピュリツァー賞を7回受賞した名門紙。1970年の最盛時の部数は22万3000部だったが、現在は5万部程度まで落ち込んでいた。

 一方、同紙が他紙に先駆け95年に始めたウェブサイトは閲覧件数が年々増加し、現在は月約500万件に達しており、ネットへ経営資源を集中し、ネット広告収入の増加を図るのが得策と判断したという。

 週1回発行している日曜版は引き続き発行し、有料購読者には電子メールでニュースを提供する。

(2008年10月29日  読売新聞)

 

米クリスチャン・サイエンス紙、電子版に完全移行

 【ニューヨーク=小高航】米新聞クリスチャン・サイエンス・モニター(CSM)は28日、来年4月から、米主要紙で初めて電子版に完全移行すると発表した。週末を除き紙での新聞発行をやめ、ホームページや電子メールで記事を配信する。米新聞各社は広告収入の減少から業績が悪化しており、コスト削減のため電子版に移行する動きが広がる可能性がある。

 CSMは平日の5日間新聞を発行する日刊紙。来春以降、平日の新聞発行をやめネット上でニュースを配信。これとは別に記事を電子メールで送付し、読者が自宅などで印刷して読めるようにする。週末には、特集記事などを載せた紙ベースの新聞を発行する。

 現在の年間購読料は219ドル(約2万1000円)だが、新しい週末の新聞は一部3.5ドル、年間購読で89ドルとする。電子メール版も有料にするが購読料は未定。(13:02)

 

米高級紙、赤字で来春廃刊 週刊移行、ネット配信

2008年10月29日 夕刊

 【ニューヨーク=阿部伸哉】百年の歴史を持つ米高級紙クリスチャン・サイエンス・モニター(本社マサチューセッツ州ボストン)は二十八日、購読者が減少している日刊紙を来年四月に廃刊、週刊紙に移行した上で、日々のニュースはインターネット版での配信のみに切り替えると発表した。慢性的な赤字が理由という。日刊紙のネット配信への全面切り替えは米国では地方紙で例があるが、全国的に販売展開している新聞では初めて。

 AP通信によると、同紙の発行部数は一九七〇年にピークの二十三万部に達したが、現在は五万部。経費の約半分を経営母体の「第一科学者キリスト教会」の補助に頼る状態が続いている。

 一方、同紙ホームページは、十年前から五倍の月五百万件の閲覧数に。「(新聞発行に)大きな成長が見込めない以上、ネット活用は経営的に道理にかなっている」としている。

 同紙は、優れた米国の報道に与えられるピュリツァー賞受賞者を七人、輩出しており、主に国際、政治報道で定評がある。

 米新聞業界は広告減収と読者離れに苦しんでおり、新聞発行部数は四-九月期で前年同期比4・6%減。七-九月期決算で大幅な減益減収となった米ニューヨーク・タイムズ紙は、紙面を四部構成から二部構成に。九月には日刊紙「ニューヨーク・サン」が廃刊した。

 一方、新聞社ホームページの閲覧数は月平均三十五億件と、昨年同期比25%の伸びとなっている。

 

米名門紙、週刊に移行  部数減でネットに活路

 【ニューヨーク28日共同】米名門紙クリスチャン・サイエンス・モニター(本社・ボストン)は28日、部数減による経営難により2009年4月から週刊紙に移行し、購読者には毎日、電子メールでニュースを提供すると発表した。米国の主要日刊紙では初の試みという。今後はインターネットに活路を求め、電子版の充実を図っていく方針。

 同紙は1908年創刊で、中東情勢など国際問題の深い分析記事に定評がある。しかし1970年代に20万部以上あった部数が現在では約5万部に落ち込んでいた。一方で同紙の電子版へのアクセスは年々増加、現在では月に500万件に達している。

 同紙によると、08年度は既に約1900万ドル(約19億円)の赤字で、ここ数年はスポンサーである教会の支援でしのいでいる状態。週刊紙化で印刷代などコストの大幅削減を見込んでいる。

 発行部数調査機関のABCによると、米国の日刊紙の発行部数は08年4-9月は計3816万部と前年同期比で約4・6%の大幅減。


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カテゴリー: コンピュータとインターネット

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