緒形拳逝く、誠にかっこいい俳優がまた一人。


緒形拳さんが亡くなった。

71歳にもなっていたとは、60そこそこのイメージだっただけに、残念だ。

緒形さんといえば、楢山節考鬼畜復習するは我れにありの演技が頭からこびりついて離れない。非人間的な行為を行いながら、非常に人間的なものを感じる、相矛盾する深層心理を見事に演じていた。

いぶし銀というのが相応しいのかもしれないが、こういう枯れた俳優がどんどんすくなくなっているような気がするなぁ、最近。

かつての二枚目が老け役をすることが多くなったが、どうも違和感があるのである。

よく演じているという評価しかできないので、これは困ったものだ。

ともかく、最後の最後まで、すばらしい俳優であった、緒形拳さんのご冥福をお祈りしたい。

 

 

緒形拳さん死去:「1歳違いの息子よ」何で先に逝くんだよ 坂本スミ子さんら追悼

 俳優の緒形拳さんの葬儀は7日午前11時から東京都新宿区内で、近親者らが集まって行われた。死去は5日だった。先月末にテレビドラマの制作発表会見で、71歳になっても変わらぬ精力的な姿を見せたばかり。関係者は日本を代表する実力派俳優の急死に、驚きと悲しみに満ちた表情を浮かべた。

 映画「楢山節考(ならやまぶしこう)」で緒形さん演じる貧しい農民の母親に扮(ふん)した坂本スミ子さんは「本当は私が1年早く生まれただけなのに、親子役をやりました。緒形さんは撮影中、ずっと私を『おっかあ』と呼んでいました。『なんで息子のおまえが先に逝くんだよ』という気持ちです」と惜しむ。さらに「演技ではなく、ストーリーにとけ込んで、なるがままに表現する。まさにプロフェッショナルな方でした。緒形さんから10日ほど前に、自身の出演ドラマを紹介するはがきが届いたばかり。会いたいなと思っていたのに、本当に残念です」と語った。

 「緒形拳を追いかけて」の著書がある映画評論家の垣井道弘さんは「力で押す芝居では、比較できる人がいなかった。人を殴る場面でもリハーサルから本気。一方で、ひょうひょうとした役もできる。怒ったときと笑ったときの落差が大きく、それが魅力だった。撮影中は近づきがたい雰囲気だが、素顔は気さくで何でも話せる人。最近、ドラマの収録が終わったとメールをもらったばかりなので、本当に驚いている」と話した。

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 ◇緒形拳さんの主な出演作品

 ◆映画

73年「必殺仕掛人・梅安蟻地獄」

74年「砂の器」

77年「八甲田山」

78年「鬼畜」

79年「復讐するは我にあり」

83年「楢山節考」

86年「火宅の人」

87年「女衒」

89年「社葬」

92年「おろしや国酔夢譚」

06年「長い散歩」「武士の一分」

08年「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」

 ◆テレビドラマ

65年「太閤記」

72年「必殺仕掛人」

76年「風と雲と虹と」

79年「阿修羅のごとく」

82年「峠の群像」

01年「聖徳太子」

03年「ブラックジャックによろしく」

05年「瑠璃の島」

07年「風林火山」

 ◆舞台(年は初演)

75年「王将」

87年「一本刀土俵入り」

93年「信濃の一茶」

95年「リチャード三世」

00年「ゴドーを待ちながら」

06年「白野」

毎日新聞 2008年10月7日 東京夕刊

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カテゴリー: エンターテイメント

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