ハチドリのひとしずく


月曜日に放送された織田裕二主演の「太陽と海の教室」。その中で、人生に無駄なことはひとつもないという意味で、「ハチドリのひとしずく」という民話を取り上げていた。

ナマケモノ研究者で有名な辻信一さんが、ラジオなどで紹介したお話で、2年前のall aboutに、詳しい紹介記事が載っていた。主に環境問題への取り組みの大切さを訴えることにも使われる逸話のようだが、人間本来の営み、そして向上心、何かを成し遂げたいと懸命に努力する情熱の大切さを教えている。

答えを即座に求めてしまう余裕なき社会にあって、時間軸を自分のものにすることができれば、幸福感は何倍にもふくらむ。うつが蔓延し、不幸感のはびこり、生きづらさ渦巻く社会が決して健全とはいえないが、不幸を幸福に変える転換点は一瞬だと信じたい。自己責任から使命感へ、人間の本来あるべき姿を求め続けることを次世代には教えたい。

以下、all about から、環境問題はもちろん、私たちが今抱えている問題のいくつもが当てはまるような気がします。

いま、静かなブーム!ハチドリのひとしずく

「ハチドリのひとしずく~いま、私にできること~」という話を知っていますか? 掲載日:
2006年
08月
27日

南米のアンデス地方に伝わる話を明治学院大学国際学部教授で、環境=文化NGOナマケモノ倶楽部主宰の辻信一さんが訳した短い話です。今、この短い話に世代を超えた多くの人が感銘を受け、ジワジワと共感の輪が広がっています。

それはこんな話です。

森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました

「私は、私にできることをしているだけ」
出典・「ハチドリのひとしずく」 光文社刊

いま、私にできること

単行本もじわじわと人気を呼び、この種の本としては異例の3万部を売り上げています。


れは、南米のアンデス地方に昔から伝えられてきた話です。そこに住む先住民族の友人から聞いた辻信一さんが翻訳し、最初はブックレットとして、2005年
11月には光文社から単行本として発売されました。単行本は、カナダ、ハイダ民族のアーティスト、マイケル・ニコル・ヤグラナスさんが描いた印象的な絵と
共に綴られています。

また、この話に共感した坂本龍一さん、中島朋子さん、C.W.ニコルさんといった著名人からの「私にできること」の
メッセージ、加えて「マイバッグを持つ」や「ペットボトルの使い捨てをやめる」など、地球環境のために誰でもできるプチアイディアも盛り込まれた構成と
なっています。

共感した人が運ぶひとしずく

共感の輪は静かに広がり、ラジオで辻さんが朗読したり、テレビニュースで紹介されたりする度に、ナマケモノ倶楽部やハチドリ計画事務局(ハチドリのひとしずくを広げるために作られた組織)には「感動した」という感想や問い合わせが増えていきました。

さらには、辻さんからこの話を聞いたケニアの環境副大臣ワンガリ・マータイさんが“ハチドリ”となって、各地でその話を伝え、ひとしずくを広めているのだとか。

ハチドリは中南米と北米に生息する体調10センチ程度の小さな鳥。

ガイドが春先に取材したある国際協力NGOのスタッフもマータイさんからひとしずくを受け取った1人でした。

支援国の状況がなかなか改善されないことにため息をつきながら
「でも、マータイさんからハチドリの話を聞いて、とても勇気付けられた。私たちのしていることはハチドリのひとしずくかもしれないけど、ひとしずくがないと始まらないし、きっといつか変わると信じていきたい」
と話していたのが印象的でした。

そして、その方から、ガイドもひとしずくを受け取ったのです。

共感した人が誰かに伝え、その人がまた他の人に伝えるというように、1人ひとりがハチドリとなり、そのひとしずくを少しずつ落としながら、ハチドリ クリキンディの話は徐々にその輪を広げ、文字通り静かなブームとなっています。

燃える森が意図するものは?

環境問題は大きすぎるけど、それぞれができることを始めないと、地球はいったいどうなるの?

燃える森はいったい何を象徴しているのでしょうか?

温暖化や酸性雨、砂漠化など悪化する一方の様々な環境問題を表しているようにも読めます。

また、21世紀になってますます深刻になる戦争や紛争、飢餓や貧困といった解決できない人類の課題であるようにも思えます。

あるいは、社会全体が閉塞感を感じ、そのストレスを爆発させているかのようなせい惨な事件が次々に起こる今の日本の状況であるかのような印象を受けるかもしれません。

どの問題も「早くなんとかしないとならない」と、誰もが感じていることばかり。でも、あまりにも大きく「いったい自分に何ができるというの?」と無力感もこみ上げてきます。

小さな小さなハチドリが「私にできることをしているだけ」と、黙々とひとしずくを運ぶ姿は、そんな無力感を感じる心に、「何ができるかわからないけど、まずは私にできることをしよう」という勇気を与えてくれているのではないでしょうか。

世代を超えて多くの人が支持

この話に共感する年代層は、ブログで情報発信をする若い世代から、「孫にこの話を伝えたいから」と、ブックレットをまとめて買っていく年配の方まで様々です。保育園や幼稚園、学校での読み聞かせとしても使われています。

中でも、特に、若い世代にその支持が目立っているようにも思えます。ナマケモノ倶楽部がカフェでのイベントなど、若い世代を中心に情報発信をしていることがその理由の1つでしょう。


た、今の40代より30代、30代より20代のほうが、環境や途上国の問題などに関心が高く、「自分にできることは?」と潜在的に危機感を募らせる人が多
いのかもしれません。高度成長期、バブル期と上へ上へと向かう時代をリアルに体験してきた世代に比べると、物心ついたときにはバブルが崩壊して、社会状況
の悪化や環境問題の深刻さを見聞きしてきた若い世代だからこそ、その柔らかい感性から湧き上がるような「何かをしなければ」という気持ちを切実に持ってい
るのではないでしょうか。

ほっとけない! だから、いま、私にできるひとしずくは?

その大きなムーブメントが2005年に大ブレイクした「ホワイトバンド」であったでしょうし、「ハチドリのひとしずく」の静かな広がりもその延長にあるように思えます。

各界のスターが登場するという大胆なCM戦略でも話題になったホワイトバンドのような大ブームにはならないかもしれません。けれども、その分、ハチドリ クリキンディのひとしずくは、ジワジワとそして確実に多くの人の心を動かしていく、そんな予感がします。

やさしい言葉で書かれた短いお話です。残り少ない夏休み、お子さんと一緒に読み、「いま、私にできること」を考えてみるきっかけとするのもおすすめです。そのヒントを「地球を冷やす5つの習慣」にまとめました。

【関連サイト】
・ガイド記事どんな世の中を子ども達に伝えたいですか?…世の中全体が不安に包まれている時代だからこそ、考えてみたいこと。
・ガイド記事 この春、渋谷を廃天ぷら油のバスが走る!?……捨てていた汚れた天ぷら油もリサイクル。これもひとしずく。
・ガイド記事 木を植え続ける男。日本列島北上中!……環境にやさし持続型社会を目指すポール・コールマンさんのファンタジーのような活動を紹介しています。
・記事集プチボランティアしてみませんか?……あなたにできることのヒントをまとめた記事集です。

【関連リンク】
ナマケモノ倶楽部……ナマケモノになろう!をキャッチに活動するNGO。
ハチドリ計画……ハチドリのひとしずくを広めるプロジェクト。


辻よしたかのホームページ

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カテゴリー: つぶやき

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