滝川市の生活保護詐欺に判決 不正は見逃さず法的措置を講ずべき


滝川市で起こった生活保護受給の詐欺事件。2億円もの病院交通費が何の検証もされずに支給されていた問題で、判決が出た。
片倉夫妻の行状は、とんでもないものだが、一方で、生活保護規定にあるからと、調査をしなかった滝川市の責任はどうなのか、あまり報じられていない。
北海道庁も規定通り判断したものという感じで、調査する必要がなかったような対応だ。もともと、住民票があるのは滝川市でも、主たる住居は札幌市であり、これも法令上は、違反しているというのに。ケースワーカーは、何をしていたんだろう。
片倉夫妻が罪をつくなって終わりというのではなく、役所の事なかれ主義をきちっと打破しないと、滝川市役所の体質は変わらない、北海道庁の体質は変わらないと思う。まぁ、これは、大阪市の教訓ですが。
とにかく、生活保護の不正受給については、調査を徹底すべきで、非常に歯がゆい。国の調査査察機関の設置が必要かもしれない。
 
以下、毎日新聞より
 

滝川介護タクシー代詐欺:片倉被告に懲役15年求刑 来月25日判決

 滝川市の介護タクシー代補助を悪用した巨額詐欺事件で、詐欺罪などに問われた滝川市黄金町東3の無職、片倉勝彦(42)、妻ひとみ(37)両被告の初公判が16日、札幌地裁(井上豊裁判長)であり、両被告は起訴事実を認めた。検察側は「社会的弱者のための生活保護資金を狙った極めて悪質な犯行」として、勝彦被告には覚せい剤取締法違反との併合罪の上限刑期となる懲役15年、ひとみ被告に同10年を求刑し即日結審した。判決は6月25日。(21面に関連記事)

 検察側の冒頭陳述によると、勝彦被告は滝川市から札幌市の病院に通えば1回20万円を超える介護タクシー代がタクシー会社に支払われるのに目を付けタクシー会社に「分け前」を要求。当初1割だった要求を折半まで次第に拡大させ、架空のタクシー代まで市に請求するようになった。

 検察側が認定した分け前の総額は8400万円。勝彦被告は普段、酸素ボンベを携帯し電動車椅子で移動していたが、その裏でだまし取った多額の金を札幌・ススキノのニューハーフクラブなどの遊興費につぎ込んでいたと検察側は指摘。論告では「詐取金によるぜいたくざんまいの(放蕩、ほう、とう)生活は厳しい非難に値する」と糾弾した。

 弁護側は最終弁論で「滝川市が介護タクシー代の必要性について相当な調査を行っていれば不必要な支給を避けられた可能性が高く、行政責任と道義的責任がある」とずさんな市の対応を非難。情状酌量を求めた。

 勝彦被告は最終陳述で「15年の求刑は妥当だと思うが、妻の健康状態が想像以上に悪い。妻の分まで私が(刑期を)務めるつもりです」、ひとみ被告は「皆さんにご迷惑をお掛けしました」と反省の態度を示した。

 起訴状によると、夫婦は06年10月~07年10月、収入があり生活保護受給資格がないのにもかかわらず、市から介護タクシー代2億215万円と生活保護費389万円の計2億604万円をだまし取った。介護タクシー会社の役員らも詐欺罪で起訴されている。【芳賀竜也】

2008年5月17日

以下 札幌テレビ

◆介護タクシー詐欺「悪い気分ではなかった」

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「金をパーッと使うのは悪い気分ではなかった」生活保護を食い物にした男の言葉です。
滝川市で生活保護費2億円が騙し取られた事件の裁判で、被告の夫婦は、罪を認めました。法廷では、派手な金の使い方と、市民とは、かけ離れた金銭感覚が明らかになりました。 

午前10時、札幌地方裁判所ー酸素ボンベをひいて、車椅子に乗った男が被告人席につきました。片倉勝彦被告、47歳。詐欺の罪に問われています。
犯罪の舞台になったのは介護タクシー、騙したのは、滝川市役所。騙し取った金は、生活保護費2億円。
検察によりますと、片倉被告が介護タクシーに狙いをつけたのは2年前の3月でした。生活保護の受給者には病院への交通費が支給されることから、札幌の介護タクシー会社の役員と共謀して、おととし11月からの1年間に滝川と札幌の間の介護タクシー料金などおよそ2億600万円を騙し取りました。
(一関記者)「きょうの裁判で検察は滝川市は医師の判断に従わざるをえなかったとし、犯行は夫婦 の貪欲な金銭欲によるものだと厳しく指摘しました」
勝彦被告は「間違いない」と罪を全面的に認めました。検察は騙し取った金の使い道は、高級マンションの家賃やススキノでの飲み食い、さらに暴力団幹部に上納金として渡していたと指摘しました。検察に金を使った時の気分を問われると、片倉被告は「悪い気分ではなかった」と消え入るような声で答えました。この事件では求められるままに金を払った滝川市のずさんな対応も問題になっていますが、検察が犯行の背景として指摘することはありませんでした。
(住民監査請求した市民団体)「医者がどういう役割を果たしたのかということについて解明して欲しかった」
検察は勝彦被告に懲役15年、妻のひとみ被告に懲役10年を求刑しました。判決は来月25日に言い渡されます。

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カテゴリー: ニュースと政治

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