既得権益確保に躍起の都教委。杉並の和田中への言いがかりはみっともない。教育の分権こそ、子供も教師も救われる。


どんな圧力があったのか、やっかみがあったのか、教育の機会均等?

本当にそんなことが可能だと思っているのだろうか、そんなことを理由に、和田中の夜スペに待ったをかけた都教委の姿勢にあきれかえった。

もともと、東京都は、石原知事の号令のもと、学区の枠をとっぱらい、教育に競争原理を取り入れたところではなかったか。

それを手の平を返したように、教育の機会均等などという幻想を待ったの理由にするなど論外としかいいようがない。

和田中の取り組みは、全国的にも注目されているが、都教委のこの論理が通ってしまうと、再び、教育現場は萎縮してしまうのではないだろうか。

出る杭は、打たれる。指導要領に記載されたこと以外のことをすると糾弾されるような世界が教育現場だ。

本当に、子供のことを思い創意工夫する教師を排斥し、教師にとっての平等主義でサラリーマン教師、労働者教師を増やし、子供たちや保護者にとっては、悪平等でしかない今の、教育システムに一石を投じるものと期待していただけに残念でなりません。

石原知事は、どういう見解なのか、気になるところです。

都教委が掲げた疑義がいかに前時代的でばかげたものか、しっかり指摘してもらいたいものです。 が……。

 

区立中の塾授業 都教委『待った』 機会均等に疑義

2008年1月8日 07時06分

 民間出身の藤原和博氏(52)が校長を務める東京都杉並区立和田中学校で今月から始める予定だった、大手進学塾の有料授業「夜スペシャル」について、都教育委員会は七日、井出隆安・同区教育長を都庁に呼び、「学校教育の機会均等などの観点から疑義がある」などとして実施の再考を求める文書を手渡した。同区教委は「教育の地方分権が求められている今日、都教委がこのような指導を行ったのは極めて残念」と反発している。

 区教委は九日に予定していた「夜スペシャル」の初回授業をいったん中止し、同日の定例教育委員会でこの問題について対応を協議する。都教委の指導には、法的な拘束力はなく、区教委は「(指導の)内容を十分検討し、地域の自主的な取り組みが実現できるよう支援していきたい」と主張しており、授業の実施に意欲をみせている。

 「夜スペシャル」は、地域住民らでつくる「和田中地域本部」が主催。大手進学塾「サピックス」(東京都中央区)と連携し、塾講師が二年生の希望者に、国語・数学・英語の三教科を教える。

 授業は月・水・金曜の夜間と土曜の午前中で、月額受講料は平日コースが一万八千円、土曜を加えた週四日コースが二万四千円の予定。

 都教委は文書で、学校施設を特定の私塾が使用して料金を取り、そこで使う教材の開発に校長・教員が関与することについて▽義務教育の機会均等確保▽公立学校施設の公共性・非営利性▽教育公務員の兼業・兼職の適正手続き-の点から疑義がある、と指摘した。

 杉並区は、和田中で実践している商店経営などを模擬体験しながら社会の仕組みについて考える授業「よのなか科」や、教育基本条例の制定を目指すなど、区独自の教育改革で全国的に注目されている。

■都教委の判断適切

 教育評論家の尾木直樹さんの話 特定の公立学校が進学実績を上げるために、特定の子どもだけを教えるのは教育の破壊だ。都教委の判断は適切。憲法や教育基本法を踏まえずに「教育の地方分権」とは言えない。

■子どもの声を聞け

 杉並区で「百瀬創造教育研究所」を主宰する百瀬昭次さんの話 新しいことを取り入れようとする藤原校長の姿勢は評価できる。塾の先生は、楽しく教える技術を持っているから、学校もそれを学べばいい。学校の主人公の子どもたちの声を聞くことが大事だ。

(東京新聞)

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カテゴリー: 教育改革

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