まぁ、壮大な世論操作の実験を見ているような気がして、見え透いているなぁと思った「小沢続投会見」。本当にばかばかしい。
わずか二日あまりのプチ家出に翻弄されたマスコミ。国会を欠席したことは、おとがめなしで、ムーブでは、コメンテイターがそろいもそろって、次は福田首相に説明責任があると、ターゲットの転換に必死なのはおもしろい。
あれだけ、民主党内部への批判を繰り出した強気の言葉から一転して、謝罪と、なんと総選挙への決意発表を公共の電波を使って喧伝するとは何事か。まるで、この間の亀田会見を彷彿とさせる。亀田会見は、一度目と、二度目で役者が変わったが、今回は同じ人物でございます。まさか、潔く謝ったから小沢さんはすごいということになるのでしょうか。国民も甘く見られたものだと思います。
亀田興毅のときは、やくみつるさんは絶賛でしたが、小沢さんの会見については、どんな評価を下されるのでしょうか。
「２ヶ月前にさる人から大連立を持ちかけられた」「先月も福田総理もそうしたいという考えだ、代理と会ってくれ」とN氏とのやりとりともとれる発言。代理とは誰？そういう経緯で総理と直接会見することになったと、これまでの経過を明らかにしました。
そういう経過があって、小沢代表が大連立を水面下で進めようとしていたなら、なぜ、きちっと根回しをしなかったのか、せめて菅氏、鳩山氏、渡辺氏に相談しても良さそうなのに、なぜ、そうしなかったのか。不思議ですよね。結局、首相と会見した後、初めて、民主党首脳部に大連立の話を報告したわけで、この辺も解せません。
首相に会うまでは、大連立には否定的で、首相会談のときに、安全保障の考え方で、国連主体でやると首相が踏み込んだことによって、民主党の政策が実行できる、政権に近づけると思い役員会にかけたとしているが、その程度の気持ちなら、なぜ執行部の反対を不信任と受け止めて、辞意を表明、記者会見まで行う必要があったのか、このあたりも不思議なところですね。
たった二人で会ったことで、大連立にそれほどの気持ちもないのであれば、党内に諮ったけど、断られてしまいました。今回の話は、なかったことにしましょうと、表に出さない方法もあったのではないかとおもうのですが、どうでしょう。そんなｌことで、「プッツン」されたら困るのですが。
今後の展開ですが、福田さんは、コメントをすでに出していますが、小沢会見について、さらにコメントを出すことが求められるでしょうが、むしろターゲットになるのは、読売新聞のナベツネさんになりそう。
でも、うがった見方をすると、朝日、読売の撃ち合い（裏では手を組んでる可能性もあるANY連合のできレース）のような気がします。部数が伸びるかもしれませんね。まぁ、国民も政治家もマスコミの扇動に乗らないことです。じっくり模様眺めをしましょう。
辻よしたかプレス 